今回はハワイのお話会のひとつ、『歴史でたどるハワイ』の案内です。
フラやっていたり、ハワイ文化が好きだったり、ディープなハワイが好き、ハワイの歴史を知りたいという人向けのセミナーです。
海を越えたポリネシア人
ハワイの歴史はポリネシアの島からはるばる海を越えてやってきた人たちから始まります。太平洋上には、〇〇ネシア、と「ネシア」という言葉が付くエリアが3か所あります。日本の南にはグアムやサイパンがあるミクロネシア、その南側、オーストラリア大陸の北にはメラネシアがあり、ポリネシアとメラネシアの東側、ハワイーニュージーランドーイースター島を結ぶ三角形のエリアがポリネシアです。
18世紀までは口伝
ハワイの歴史は最初は口承でした。文字を持たなかったハワイアンは、歴史を伝える手段はすべて口承で、歌(オリやメレ)にしたり、踊り(フラ)にしたりして、語り継いできました。
文字として残していないので、話は伝える人によってさまざまですし、年代もそれほどはっきりしていません。すごくアバウトですが、大まかにあっていさえすればいいのです。それがハワイらしさでもあると思います。
移住するにはやはり食べ物は不可欠ですし、生活に使う植物も欠かせません。
移住者がカヌーで持ち込んだ植物(伝統植物)もこの時代に持ち込まれて生活の糧としていました。
ハワイの歴史を変えた人物
ハワイの歴史を劇的に変えたのは、ほかの島からやってきた人物です。
彼らの影響なくしては今のハワイはあり得ませんが、もちろんいいことばかりではありませんでした。
やはり歴史が変わる時には、それなりの痛みも伴いますが、それは運命として受け入れるしかないのです。ハワイの歴史を変えてきた主要な人物を中心にハワイの歴史は展開されていくのです。
その後、ハワイは次第に戦乱の時代に入ります。
島内の内紛、そして島間の争い、そしてあのカメハメハによる全島統一と、それは劇的に、そしてドラマチックにハワイは激動の時代の迎えます。
100年足らずのハワイ王国
かつてハワイ王国という国がありました。
この国がもっとも変容した時代とも言えるでしょう。
光ばかりではなく、むしろ影の部分のほうが多かったのではないでしょうか。
わずか100年足らずの王国に8人の王様が誕生しました。
激動のハワイ王国の歴史は、人で言えば失敗だらけ、傷だらけの歴史です。
その傷を抱えながらハワイという国は成長し発展し、今のような形に変わっていきます。
今のような陽気なハワイ、懐の大きなハワイの器は、この辛く苦しい歴史の上に成り立っているのです。
きっとハワイの歴史を知ることで、ハワイのことを今よりももっと深く愛せるようになるのではないでしょうか。
ALOHAという言葉の裏側には、この国を築き伝統文化を守ってきた人たちの魂が宿っています。
『歴史でたどるハワイ』では、そんなハワイがたどってきた道のりを、画像と合わせて全2回でお話したいと思います。
ハワイのお話会『歴史でたどるハワイ』詳細
随時。あなたのご希望する日時で設定できます。
【場所】基本的にZoom開催です。
【参加費】前後半2回で15,000円
【支払方法】
事前振込 or クレジットカード(PayPal経由・手数料5%)